~THE CREATOR~

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僕らは創造主だ 

2010年12月6日月曜日

過酸化水素2

今日はパーマ液・第二剤の話。
パーマの形を固定するために使う第二剤ですが、海外の製品だとほとんどが過酸化水素(H2O2)になります。どこかでこの過酸化水素って言う名前を聞いたことがありますよね?前回、カラーの話をしたときに登場した3%、6%、12%の薬品と同じ成分のものです。
そして、パーマのときに使われる過酸化水素濃度は約2.5%以上となっております。 カラーで使われる過酸化水素は濃度が高いためにアルカリ性になり、そのアルカリ成分によって髪を傷ませてしまう原因になりますが、パーマ剤過酸化水素はPHが約2.5~4.5なので酸性になります。
濃度やPHの違いで薬品の性質がガラリと変わってしまうのがこの過酸化水素の面白いところです。理論上、パーマを定着させるのに必要な時間は約2秒という優れもの。時間が短縮できます。

ここからは美容師さんに向けて話をしますが、パーマ剤過酸化水素水PHがアルカリ性のときに酸化率がもっとも高くなるので、中間水洗後、第二剤を着け、その後PH調整剤、バッファー、酸リンス、酸性水等などを使ってアルカリ除去をしてあげる方が定着がよくなります。もし、過酸化水素を使用する前に髪の毛が酸性の場合、定着が弱くなるので注意が必要です。
それからよく間違いやすいのが酸化と酸性の違いですが・・・。
酸化とは電子を受け取ること。
酸性とはPHを1~6.9にすること 。
です。

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