旅の仲間に加わったカルロスは友達に会うべく走っていたので、タクとユウガが向かう目的地とは違っていた。共に走った時間は3、4時間程度だったが、彼の走りっぷりには学ばされた。
お互いに連絡先を交換し、握手し、別れ、再び走っていると小高いこの丘に羊が大量発生していた。
「なんだありゃぁ?」
一面、羊、羊、羊。
振り向きざまに写真を撮ってみたが、進行方向、約1Km先まで羊だった。タクは日本でこんなに遊牧されている羊の数を見たことがなかったので、妙にテンションがあがった。
そして、今度はさらに衝撃的な動物がいた・・・。
牛カラーの馬だった(笑)
「えぇぇ?!」
まるで漫画の世界だ。シマウマ柄の熊とか、そういう次元の生物だ。今になって冷静に考えてみれば、白馬と黒馬から子供が生まれるとこういう柄になるかもしれない。ともあれ、このときはその意外性にかなり笑った。
そして、オランダの田舎道をひたすら走り、少し近代的な風景に変わってきつつあった。
目的地のロッテルダムまで、もう少しだ。
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